モチベーションを上げることと努力の成果を最大化することはちゃんと区別して考えた方がいいよねという話 Part1

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過去の僕がやってしまった間違った決意

みなさまこんにちは。もこたろうです。

突拍子もないお話ですが、僕は試験勉強をはじめるとき、こういった決意表明を自分の中でしました。

試験に合格するには継続的な努力が必要だよなあ、、
そして努力を継続するには強靭な意志とモチベーションの維持が必要だよなあ、、
よし、僕はいろんなことにすぐ目移りしちゃう性格だし、モチベーション維持のために煩悩を捨てて、試験に受かることだけを考えよう!

よくありがちな決断ですし、皆さんの中にも似たような心持ちで勉強に励んでいる方も多いのではないでしょうか。

これ、間違いです

いえ、正確には「間違ってはいないけど、努力によって成果を最大化するという観点では、めちゃめちゃコスパがわるい」です。

なぜこの結論になるのか。成果を構成する要素とは。そしてそれぞれの要素を最大化するために一番いいアプローチとは。
一つ一つ分解してお話ししていきます。

始めに、この記事の三行まとめです。
追記:思いのほか量が多くなりそうなので、記事を分けようと思います、、(一発目の記事からこんなんで大丈夫か、、?)この記事では1行目について解説します。

努力によって成果を最大化するには「質」よりも「量」を重視した方がコスパ良
「量」をこなすのに意志やモチベーションの力を借りるのは間違い
「達成目標」ではなく行動目標」で自分を管理する方が継続する

成果を構成する要素とは

努力の成果は「質」と「量」で決まる

努力の成果ってどうやって導かれるんでしょうかね。僕が出した答えはこちら↓

努力によって得られる成果 = 努力の質 × 努力の量

です。世紀の大発見ですね。頼むからブラウザバックしないでください。

USCPAの勉強に例えて考えてみましょう。

「努力の質」の差とは、「同じ時間をかけたときに得られる成果の差」ですね。例えば同じ時間勉強したとしても、勉強の段取りが良かったり、いつもより集中力があったり、周りが静かだったり、高いお金を払ってアビタスのテキストを使ったりすれば、より大きな成果を得ることができます。

「努力の量」の差。こちらは簡単ですね。より多くの時間をかけたり解いた問題の数が多ければ、かけていない人と比べてより大きな成果を得ることができます。

これを掛け合わせることで最終的な成果の大きさを測ることができますね。
アビタスのテキストを使って、エアコンの利いた快適な部屋で3時間勉強すればそれだけ多くのことを学べますし、クラブハウスのなかで重低音を聞きながらMCを2~3問解くくらいでは大して合格に近づきません。

量と質、これらはどちらも大事な要素です。どちらの方が大切なんてことを言うつもりはありません。

努力の成果を最大化するためには

質よりも量に着目したほうがコスパがいい

どちらも大切な要素ですが、どちらにリソースを集中すべきか?には明確な答えがあります。「努力の量」です。

理由は2つあります。「コントロールのしやすさ」と「量は質を生む」からです。

先程あげた質と量を左右する要素をもう一度見てみましょう。

「質」を左右する要素:勉強の段取り集中力周りの環境テキストの質

「量」を左右する要素:時間解いた問題の数

量は質と比べてコントロールしやすい(というか質はほぼコントロールできない、、)

まず、コントロールのしやすさという観点では、「質」の方に分類されているものはどれも難しいですね。
勉強の段取りとか集中力というのは個人差がありますし、体調によっても左右されますね。
周りの環境は言わずもがなですし、自分でコントロールできるのはお金の力を借りてテキストの質を上げることくらいでしょうか。

先程言ったように、質の差とは、「同じ時間をかけたときに得られる効果の差」です。
言い換えると、「同じ成果を得るためにかかる時間の差」とも言えますね。

ここで考えてみてほしいのですが、質のいい努力をしている人とそうでない人を比べたとき、同じ成果を得るのにかかる時間ってどれくらい差があるでしょう?

かけられるお金にそうそう差がない前提だと、同じ量を学習するのに、他の人の半分の時間ですませるのってけっこう大変なんじゃないでしょうか?
たまにめちゃくちゃ集中できて効率よく学習することはできるかもしれませんが、基本的にそれはボーナスタイムのようなもので、常に再現できるとは限りません。

そう、「努力の質」を上げるためにあれこれ工夫するのは、思ってるよりコスパが悪いんです。

一方「量」はシンプル。
2倍の量をこなせば成果も2倍です。
わかりやすいですね~。
やるかやらないかだけの100%自分次第なので、コントロールも容易ですね。

圧倒的な努力量こそが優良な質を生む

続いて「量は質を生む」という話ですが、これは割と有名ですね。知っている方も多いのではないでしょうか。

これは単純な話で、先ほどの話題の「質のコントロールの難しさ」には、質をあげるための最適解は人によって違っており、またそれはやってみないことには見つけることができない、という前提があります。

皆さんはこういう経験はありませんか?

・カフェで作業するのが集中できるという話を聞いたのでやってみたが、うるさすぎて全然集中できなかった
・朝活を試してみたが眠すぎて続かなかった
・ジムに通って、勉強するための体力をつけるという話を聞いたが、疲れすぎて勉強できなかった

どれも人によっては最適解で、効率を爆上げすることに成功している人もいますが、全く合わないという人もいます。ちなみに僕はどれも合いませんでした。

切口を変えて勉強の進め方の話だと、これも人によってバラバラで、まずはテキストを全部1周して全体を理解してから問題を解き始めるというのがあってる人もいれば、1章ずつテキストと問題集を往復して積み上げていくのが向いているという人もいますよね。

こういった勉強法とかのハックは、事前にいくら調べても「なんとなくこういうのが合ってる人が多い」くらいの粒度までしかわからない、というのが現実です。

ちなみに僕のルーティンを紹介すると、

・平日は仕事が終わったあとアビタス新宿校に寄り18:00~22:00まで勉強。水曜日は休み。
・週末はどちらか一日はオフ。もう片方は9:00~17:00まで図書館で勉強。祝日はオフ。
・1ヶ月の勉強時間は80~100時間の間に収まるようにする。
・テキストは2~3章一気に進めて、始めの方を忘れかけた頃に問題集を解く。

という形でやってました。このやり方勧めてる人見たことありません。
僕はいろんな人のやり方を参考にしながらも、自分に合わない部分をちょこちょこと工夫してこのやり方にたどり着きました。
そう、自分にあった方法は自分でいろいろ試すことでしか見つけられないんです。

賢いみなさまならもうお気づきかと思いますが、僕が作り上げたこのルーティンは、僕にとっての最適解、つまり最上級の「努力の質」です。
そしてこれを作り上げたのは幾千もの試行錯誤、つまり圧倒的な「努力の量」です。
逆ではありません。
量を試したからこそ、質を上げることができたのです。

「質を上げないといくら努力しても意味がない」
「今日は全然集中できなかった、、こんな状態でいくら勉強してもなんも身に付かない」

のような焦りのつぶやきをよく見ます(今日も見ました)が、安心してください。
今日の努力が明日の試行錯誤に繋がります。
圧倒的な努力量こそが良質な努力を生みます。これが真実です。

続きは次回

3行まとめのうち1行目について解説するだけでこれだけかかってしまった、、
僕は努力大好きマンなのでどうしても力が入ってしまいますね。
長くなってもアレなので、続きは別記事にしたいと思います。

次回は2行目と3行目は分けず一気に最後まで解説します。
こんな感じのことを書こうかなと思ってます~

・モチベーションは努力量を維持することにはうまく作用してくれない
・歯磨きとかお風呂に労力を感じる人は少ない
・大きな目標、小さな目標という切口ではなく「達成目標」と「行動目標」という切口で自分を制御する

ブログ初心者なので、ご意見や取り扱ってほしい話題など、遠慮なくコメントください~!全部返信します!

それでは次回!明日もいい感じに生きていきましょう~

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